政治過程論とは?

築山ゼミは、政治過程論ゼミです。
政治過程論は、統計学などの科学的方法を用いて、
現実政治のプロセスを実証的に明らかにする学問分野です。
近年、根拠に基づく政策立案、ビッグデータ、人工知能などの言葉に代表されるように、
データに基づく説明予測意思決定重要性が増大しています。
政治学の領域でも、計量分析を用いた科学的研究の発展は著しいところです。

築山ゼミなら…

科学的根拠に基づいた問題解決行う能力が身につく

科学的な研究論文の執筆を通して、問題発見力・情報収集力・論理的思考力など、問題解決に必要な能力を身につけることができます。

統計解析ソフト使えるようになる

R 言語や統合開発環境 RStudio を用いて、計量分析を実行する技術を学ぶことができます。

計量分析を用いれば、研究テーマは自由

三田祭論文や卒業論文は個人研究なので、自分の興味・関心をとことん追求できます。

教員や他のゼミ生にいつでも相談できる

当ゼミではコミュニケーションツールを導入しており、対面のゼミだけでなくオンラインでも学生・教員間で議論が活発に交わされています。ゼミ生は分析のトラブルや研究の相談を、時間や場所にかかわらず行うことができます。

ゼミの運営主体的に行える

当ゼミは2020年に発足しました。より良いゼミになるよう、普段のゼミや研究だけでなくその運営に関してもゼミ生がアイデアを出し合い、試行錯誤を続けています。

入ゼミ後から卒業まで

3年 春学期

木曜 3・4・5限

  • 3限: 計量分析の演習
  • 4限
    • 4月: 実証研究論文の輪読とグループ発表
    • 5月: 統計データコンペティションのグループ研究
    • 6-7月: 三田祭論文の研究計画
  • 5限: 4年ゼミへの参加

3年 夏季休暇中

オンライン

  • 三田祭論文の進捗報告会

3年 秋学期

木曜 4・5限

  • 4限
    • 三田祭前: 三田祭論文の経過報告
    • 三田祭後: 卒業論文の研究計画
  • 5限: 4年ゼミへの参加
  • *10月頃: 合宿(1泊2日、三田祭論文の分析・研究作業)

4年

木曜 5限

  • 卒業論文の進捗発表

指導教員

築山 宏樹

Hiroki TSUKIYAMA

慶應義塾大学 法学部 教授

専攻領域

政治過程論、計量政治学

略歴

2010年 慶應義塾大学 法学部 政治学科 卒業

2015年 慶應義塾大学大学院 法学研究科 政治学専攻 修了

博士 (法学)

担当授業 (学部)

政治理論基礎、政治過程論 I・II、政治過程論特殊研究

主要著作

  • 「女性政治家の選出は民主主義に対する政治的態度に影響するか?」『法学研究』第97号2024年2月
  • 「二元代表制と地域政党」『都市問題』第115号、2024年1月
  • 「COVID-19の流行が中心市街地の評価に与えた影響」『情報研究』第57号、2023年7月
  • 「地方政府の長の生存分析」『法学研究』第96号、2023年2月
  • 「地方議会の議員報酬の規定要因」『法学研究』第93号、2020年1月
  • 「地方議会選挙の無投票当選の要因」『都市問題』第110号、2019年7月
  • 「地方政府の立法的生産性」『公共選択』第64号、2015年7月
  • 「地方議会選挙の得票分析」『年報政治学』2015年Ⅰ号、2015年6月
  • 「地方議会の役職配分」『法学政治学論究』第104号、2015年3月
  • 「地方議員の立法活動」『年報政治学』2014年Ⅱ号、2015年1月
  • 「地方議会の審議時間」『公共選択』第59号、2013年2月
  • 「政策位置の多層構造」『公共選択の研究』第57号、2012年2月

所属学会

公共選択学会 日本政治学会 日本選挙学会